当院では、日本頭痛学会専門医による頭痛外来を常時開設しております。
頭痛にお悩みの方は、どんなに軽くても一度ご相談ください。
このような頭痛は危険な頭痛(二次性頭痛)かもしれませんので早めの診断を受けることをお勧めいたします。
くも膜下出血、椎骨動脈解離、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、脳出血、脳梗塞、髄膜炎など緊急を要する疾患が考えられます。
当院ではお急ぎの場合の頭部MRI検査を受け付けています。
慢性的な頭痛をそのままにしておくと、QOL(生活の質)を著しく低下させる原因となりますので速やかに治療を行う必要があります。
脳の血管が急速に拡張(広がる)ことで起こる痛みで、ひどくなると吐き気を伴うこともあります。
脈や鼓動に合わせてズキンズキンとした痛みがこめかみや頭の片側に限らず、頭の両側、後頭部にでることがあります。
典型的な片頭痛は少なく、ほとんどが非典型的片頭痛です。
医師でしか処方できない「トリプタン製剤」をタイミングよく服用することで、市販の頭痛薬より効果的に治療することができます。
また、月に2-4回以上の頻度や重症化が多い方は漢方薬による予防や診療ガイドラインにそった安定剤などの予防薬を内服することにより改善させることができます。
ぜひ、当院へ相談にいらしてください。
慢性頭痛の中で最も多い頭痛の一つです。
精神的、身体的ストレスによる自律神経失調症(交感神経の過度興奮)が原因となることが多いため、「ストレス頭痛」と呼ばれることもあります。
数日から数週間にわたって頭がギューッと締め付けられる頭痛が続きます。
緊張を和らげるお薬や血流を改善させるビタミン剤を内服することにより痛み止めの服用を少なくすることができます。
また、漢方薬や予防薬の内服により頻度を減らす治療を行うこともできます。頭痛体操や生活面の改善になど非薬物療法へのアドバイスを行います。
ぜひ、相談にいらしてください。
目の奥をえぐられたような激しい痛みが、深夜の毎日決まった時間に出現します。
痛みは必ず片側に限局し、15分から3時間ほど続きます。
症状は春先や秋口が多く、1-2か月ほど続きます。飲酒にて必ず悪化します。
群発期にトリプタン製剤の注射により90%以上の改善効果が認められています。
また、在宅酸素療法による酸素吸入も効果的です。ぜひ相談にいらしてください。
片頭痛や緊張型頭痛に悩む患者様が市販の頭痛薬などの乱用により、脳の痛みの中枢が敏感になり普通では感じない程度の刺激を痛みとして感じてしまう状態です。
頭痛薬を飲みすぎないようにする必要があります。
そのため、脳の過敏状態を改善させる安定剤の内服を行い、痛み止めの内服を減らしていく必要があります。
もちろん生活面の改善もアドバイスいたします。
ぜひ、当院へ相談にいらしてください。
このように頭痛の診断および治療は多岐にわたります。
頭痛をがまんし続けたり、自己判断にて痛み止めを飲み続けたりすると悪化する恐れがあります。
お一人で悩まず、まず当院に相談にいらしてください。